GX110マーク2 MT化 - チェックランプを消す
構造変更受検のための最小限の作業です。
ECUはAT用のままです。
配線作業ごとの写真はありません。
MT化にあたり、ATから外したコネクタ分だけ、ATとECU間の信号が不足。
チェックランプを消すための、最小限の信号復元を試行。
AT本体がないので、AT用ECUのすべてのニーズを満たすことは不可能と解釈。
ATから外したコネクタ[番号]
[B125]ECTソレノイド
[B126]A/Tスピードセンサー
[B124]O/Dダイレクトクラッチスピードセンサー
[B127]ニュートラルスタートスイッチ(本件では対象外)
追加配線処理前
次のランプが常時点灯。
運転/停止状態とも同じ。
- EGチェックランプ
- ABS警告
- ブレーキ警告
チェックランプ点灯中
追加配線処理
[B125]ECTソレノイド系統
修理書によると、4速AT(A42DE)ソレノイドは2系統で、
コネクタ[B125]での基準値は11-15[Ω](20°C)。
これに相当する信号の、エンジンECUへ直接入力を試行。
市販のLEDウインカーハイフラ防止抵抗器2個で11-15[Ω]なので、
この一端をECUのコネクタ[B1]のS1、S2に接続、他方をボディアース。
ECUボックス付近で配線。
ATソレノイド系統は以上。
[B126]A/Tスピードセンサー
[B124]O/Dダイレクトクラッチスピードセンサー
系統
追加配線がなるべく簡単になるよう検討。
[B126]A/Tスピードセンサー系統
シャシーECUにSP1+を用意。
[B126]に代わり、[B61]スピードセンサー(M/T)由来でマルチディスプレイに来ているSPD信号を使用。
->マルチのコネクタ[E45]5番を分岐延長し、インパネ裏を通して、シャシーECU[A27]のRR+(A/T用スピードセンサプラス入力)へ配線。
[B124]O/Dダイレクトクラッチスピードセンサー系統
AT内の回転差関係。
エンジンECUに、SP2+とNCO+を用意。
SP2+
既設の配線でOK。
NCO+
MT化により、NCO+とSP2+は同等(と解釈している)。
->エンジンECUのコネクタ部分で、[A44]28番SP2+を分岐し、隣の[B2]のNCO+へ配線。
スピードセンサー系統は以上。
追加配線処理後
とりあえずチェックランプ消灯
懸案
市街地を40km程度で走行中、たまにエンジンチェックランプが点灯することがある。
しばらく走行して気付くと消灯している。
エンジン回転数は4,000rpm以下。
(更新:2024/10/9)
(*)この記事を見て作業する場合は自己責任でお願いします。
配線図の事前確認をお勧めします。
私はプライベーターで整備士ではありません。